iCloudとクラウドメディアの夜明け【読書感想】

iCloudとクラウドメディアの夜明け読了

作者の本田雅一さんは「これからスマートフォンが起こすこと。」の作者

感想は「これからスマートフォンが起こすこと。【読書感想】

私は出だしに衝撃を受けた。
はじめに(P.4)

コンピュータネットワークが下層社会を作り出し、あらゆる存在はネットワークの中に溶け込んでいく。人の経験も、環状も、創造する価値も、すべてがコンピュータネットワークの中に記憶としてドジ込められ、その情報の海の中で人々は暮らしていく。

情報の海の中を漂う存在。攻殻機動隊の世界だよ。
でも世界はその方向に向かっているのかもしれない

クラウドメディアに注目すべきふたつの理由(P.33)

データの扱いについて工夫したり、いつ同期をしたか?どのデバイスに最新版の情報があるか?などを気にする必要はまったくなくなる。

これはめんどくさがりや&いろいろなデバイスを使いたがる私にはありがたい機能
最近はMacBook Airしか使っていないのでCDやDVDのリッピングすらめんどくさい。
外付けDVDドライブをつないでとか面倒すぎるからリッピングもしなくなった。
その代わりにiTunesでは音楽を買うようになったのはある。
最近買ったアルバムはADELEの「21

AppleとSONYのクラウドメディアに対する違いかーー

アップルがクラウドメディアに取り組む理由は、決して世の中で流行しているからでも、ライバルが先にサービスを始めているからでもない。より良い製品、より使いやすい環境を作るために、避けて通れない道だから

ありそう。
Apple製品は使いやすいか?は人それぞれだけど
私は便利だと思う。

SONYとAppleという話を書きながら”あちら側”と”こちら側”の話をがっつり書いています。

あらゆるデジタルコンテンツがクラウドの中心に(P.142)

何が標準なのかは、市場が決める。誰も受け入れられなければ、そのメディアはいずれ廃れてしまう。

確かに、一時期流行ったCCCDなんてねー^^;;
本の中ではDVDオーディオとかいう表現になっているが、CCCDの方が私は嫌だった。
なんのため?誰のためのリッピング禁止だったのか。
デジタルコピーできないのがアーチストのため???

映像系で言うとウルトラバイオレット・・・
これ流行るの???
コピー10よりかは流行りそうではあるが

同じ事が電子書籍でもいえるんだよなぁ
初めての電子書籍を買ったのは「iOSの教科書
ePub形式とPDF形式を両方ダウンロードしてみた。
使い勝手については別のエントリーを書くことにする^^;;

最近書籍はAmazonで買うかジュンク堂で買うかの2択。
街の本屋さんorコンビニで買うことはほとんどない。
このスタンスが主流ではないとは思うが書籍は読めたらOKというスタンスの私。
所有欲というのもあまりない(読む本がそういう本だからなんだろうか)
なのでクラウドメディアとしての電子書籍は気になる。
PCだろうがスマートフォンやタブレット端末、紙の書籍でも読めたらいい。
読みやすいとかはもちろんあるけどね。
基本は読めたらOKだと思う。

デジタルロッカーとクラウドメディア(P.188)

デジタルロッカーはあくまでもデータを預けるサービスであるため、メディアデータを管理するには、すべてのデータをアップロードしなければならない。

「デジタルロッカー≠クラウドメディア」の区別は正直なかった。
たしかに言われてみたらそうだよね。
Music Beta by Googleも自動でアップロードしているね。

クラウドメディアのアキレス腱(P.201)
ここではがっつりSONYのプレイステーションネットワークとキュリオシティにおける利用者の情報流出事件について経緯も交えて書かれています。

たとえ強力な錠前を用意し、鍵をかけておいたとしても、知識と時間をかけることで進入することはできるだろう

善し悪しではなくこれが現実なんだよね。
ただ狙われていないだけ、運が良いだけ。
もちろんスクリプトキッズ(Script Kids)に破られるようなセキュリティはもってのほかだけど。
利便性とのトレードオフというのは管理している側の言い訳だろうかと最近思う。

完璧なデータ漏洩対策はあり得ないとの前提に立って、企業側はリスクマネジメントすべき時代だ。

日本では原発もそうだけど、放射能漏れはしないことになっている。データも漏洩しない事になっている。このスタンスがそもそも間違いだったんだよね。

幻のブルーレイ搭載Mac(P.219)

もはや情報は光ディスクやメモリーカードなどの、物理的なメディアを介して搬送されるものではなくなりつつある

これはすでにそうなりつつある。
11″ MacBook Airは内蔵光ディスクはついていないし、メモリーカードのI/Fもない。
基本的に物理的なメディアは極力排除しているように思える。
たまーに不便と感じることはある。でもたまーになんだよなぁ。
ここ数年CD/DVDのリッピング以外ではパソコンの物理メディアあまり使っていない気がする。

総評になるが
クラウドメディアという造語かもしれないが、その考え方は間違いなく普及する。
技術的にどのような手法でクリアするかはあるけど、ID管理を行いコンテンツと紐づけるのは行われていくだろうな。
そのタイミングでビジネスモデルって変わる業界が多々出てくるような気がする。

経営、マーケティング、技術(P.234)

消費者の立場で言えば自らの欲望に従えばいいだけだ。

この一言にまとまるのだろう。
ビジネスを行っている側は色々考えていかなければいけないが・・・・
逆に自らの欲望をビジネスに・・・かな^^;;