これからスマートフォンが起こすこと。【読書感想】

本田雅一さんが書かれたこれからスマートフォンが起こすこと。

ガラケー(フューチャーフォン)は本当になくなるのか?
らくらくホンのOSがAndroidになる可能性はあると私は思う。
それがスマートフォンというかはわからないけど^^;;

このシーズン各キャリアさんともAndroid携帯に力を入れているよね
ざっと調べた感じでは2011年夏モデルでは下記の通り

 キャリア合計スマートフォンガラケー
docomo24種類9種類15種類
au14機種7機種7機種
SoftBank7機種6機種1機種?

あたっているかわからないけどこんな感じなのか。
半分近くがスマートフォンになっている・・・

P.17

1996年、マイクロソフト創始者のビル・ゲイツ氏がある講演の中で披露した強烈なビジョンははっきりとおぼえている。
「指先に情報を」

これはスマートフォンでなくてもフューチャーフォンでも実現していた。
ただ1996年にそんなことを考えていたビルゲイツ正直すごい。
私がmnewsでメールを読み書きしていた頃、海の向こうの天才はこんなことを講演していたんだねーーー

携帯電話は消滅する(P.19)
スマートフォン=自由、携帯電話=絶対君主みたいな表現で、自由を求めた結果スマートフォンが・・・
みたいな表現があるけど。
Android=自由
iOS=絶対君主
じゃないの?と思った私^^;;

君主が優秀かつ精力的であればすばらしくすごしやすい世界を創り出せる(P.19)

やっぱりiOSのことだよなぁ

絶対君主制というのが長く続くと、やがて社会は画一的で柔軟性に乏しいものになりやすい(P.19)

これはiOSの未来ですか?^^;;
iOSはどんな風にコントロールするのかが楽しみ。
Androidは本当の自由なんだろうね^^;;

iPhoneはシンプルな標準品 スマートなのはアップル(P.44)

アップルがつくったiPhoneは、付加価値の高い高機能製品ではなく、とてもシンプルな標準品だった
(中略)
OSを常にアップグレードすることや、最新の機能やサービスを更新していくことで、製品の長寿命化を実現したのだ

これは確かにあります。
iPhoneを持ってから新しい他の端末がいいなーって思うことが少なくなってきている。
買い換えサイクルってだいぶ長くなってます。iPhoneをもつまでは1年ちょっとで飽きて機種変というようなサイクルだった
これが端末の2年縛りに縛られているという間隔はないです。
この高い満足度が持続するのは他メーカーではなかなか得られないような気がします。
スペックは間違いなくAndroidの方が高いと思うのですが、ユーザーエクスペリエンスはiPhoneの方が高いと思う。

すでに「機能飢餓」は過去のものになった。(P.78)

これはiPhoneやMacBook Airを使っていて思う。
ハイスペックなのがほしいという欲求は上でも書いたけど減ってきている。
これはそこそこのスペックでもやりたいことはほぼできるようになってきたということなんだろうな。

パーソナルコンピューターの定義が変わり、スマートフォンやスマートタブレットが個人向けコンピュータの入り口になったとしても、その先にパソコンがあれば都合がよいのだ(P.90)

マイクロソフトはこの考えはあり得る。
近い将来ではなんでもかんでもスマートフォンやスマートタブレットでできるようにはならないと思うけど
未来ではわかんねーなーー

いえるのはスマートフォンやスマートタブレットが普及すると3G回線は破綻するよね・・・
AT&TやVerizonはすでにパケット定額制を廃止しているし・・・
日本のキャリアさんはどうするんだろうか?
LTEまでバックボーンもつのかな?

キャリアさんのバックボーンとクラウド・コンピューティングって私は関連性があると思っている。
クラウドがすすむとキャリアのバックボーンは死ねる。
土管屋になってしまうのはキャリアとしては避けたいだろうし、でもこのスマートフォンやクラウド・コンピューティングの流れは止められないし
一昔前にあったISPは土管屋か?みたいな議論になりそう。

使う側もデジタルネイティブからスマートネイティブに変わりつつあるのかもしれない
スマートフォンを使うユーザと使わないユーザーではSNSの利用時間も大きく違うという結果も出ているし
SNSが流行るとスマートフォンやスマートタブレットを持つ人はどんどん加速するだろうな。

東日本大震災でもSNSも1つのツールとして役に立っていたみたいだし。
ジャスミン革命もそうだよな。
そこを支えているキャリアのバックボーンやスマートフォン、スマートタブレット。
どんな未来を見せてくれるのだろうか

【情報通信白書】ソーシャルメディアで深まる絆、身近な人より遠くの人には

利用者と非利用者のギャップ「デジタル・ディバイド」が進んでいる点が課題として指摘されている。年代別のインターネットの利用率は、「20-29歳」が97.4%でトップ。小学生(「6-12歳」)においても、65.5%と6割以上が利用しており、若い層を中心に着実に利用率が上がっている様子が伺える。一方で65歳以上では年代の利用率は軒並み6割を下回っている。さらに世帯年収別では、「200万円未満」の層の利用率が63.1%となり、「2000万円以上」(90.6%)の層と比べ大幅に低い利用率となった。このことから同レポートでは、「デジタル・ディバイド」が高齢者と低所得者を中心に存在しているとして、属性別に応じたきめ細かな対応の必要があるとしている。

このままスマートフォンやスマートタブレットって普及するの?っていうのはちょっと疑問に思えるような記事だよねー

SNSやインターネットは6-12歳でも65%以上の人が利用しているのか
小学生にこれだけ普及していると教師や親が大変だよな。
自分の知らないツールを子供が使いこなす。
それが外部とつながっている・・・
指導をどういう風にするのか・・・私も考えないといけないな。

これからスマートフォンが起こすこと。はもう少し早めに出会いたかった。
おもしろい。
ただ、チップやサービスを含め全体的にわかりやすい。
ただのっかる方向性はかえって選択肢が増えて悩むかもしれないなぁ^^;;

この手の本って発売されてすぐに読んだ方がいいよねぇ
方向性や流れ、何が起きているのかは常に変わるし追っかけていきたいし

DiaryBooks,Review

Posted by WATARU YONESU