エンジニアとしての生き方【読書感想】
著者の中島聡さんはNTT→Microsoft→ベンチャー企業という人で
Wikipediaでは
マイクロソフトでWindows95、Windows98、Internet Explorer 3.0/4.0のチーフアーキテクトなどを務めた、日本では数少ない高い実績と海外での知名度を誇るプログラマ。
と書かれているプログラマ
プログラム関連の本ではなくタイトルのとおりエンジニアとして書かれた本
なので私でも理解できる^^;;
大学4年間は、「自分への投資」の時期と考えよう(P.39)
自分の人材としての価値を高めるために最大限の努力をすべきだ。
自分の大学時代を振り返ると・・・・何をしていたかなぁ
ただ、今でもやり取りをさせていただいているこの業界の先輩方と知り合えたのが一番の収穫
人と知り合えたのは私に取って大変ラッキーな事だった。
今でも可愛がってもらっている(と思っている)私^^;;
「会社人間」ではなく、真に価値ある人材になろう(P.41)
終身雇用制が崩壊するということは、多くの人が少なくとも数回の転職を経験する時代(中略)、業界全体もしくは社会全体にとって価値のある人材になることを目指すべきだ
こんな記事を読むたびに思い出すのは
師匠が「社外の人と飲みに行け。評価は社外からもされるものだ」といっていたことを思い出す。
実際前の会社では社外からの評価で「でしょー」って言えたこともあった。
システムエンジニアはメニューのないレストランのウェイター(P.62)
優秀なウェイターになると、客の好みや健康状態、季節の食材、キッチンにいる料理人の得意料理(中略)、客にも喜んでもらえるし、キッチンからは信頼される。
これがSEの仕事だと思う。
私はこんなSEになり仕事をしたい。
キッチンの中もわからないといけないから先は長いかもしれないが、手を動かして勉強していくしかないかな。
「自分がやりたいこと」と会社にとって必要なこと」のベクトルを合わせる(P.129)
「楽しんで、かつ、会社の業績に貢献する」ために自分が何をしなければならないかを常に意識して働いたほうがよいということ。
やる気が出ないのはベクトルが合ってないからかもしれない。
ベクトルを合わせるには
- 自分が合わせる
- 会社が合わせる
の2種類ぐらいしか思いつかない。
会社に合わせさせる方法はまた色々とあるんだと思う。
自分が楽しい、やる気がでる分野でお金を生み出せば会社はNoとは言わないと思うし
それでOKだすならそっちやるよね。
それでもNGなら会社を変わればいいし
- 現状を把握する(P.137)
- 世の中の流れに目を向ける(P.138)
- 自分の適正を見つめ直す(P.141)
はモヤモヤとしていたことがみえてきた感じがする。
自分を見なおしてみるいいチャンスを与えてもらったかも。
世界のIT企業はこんな人材をさがしている。
キーワードはPassion、Communication、Intelligenceである。
どこの業種でもこれは言えるよね。
ただ情熱はどこまで持てるか、それが気になる。
情熱は一時的にUPやDOWNするからその情熱を冷静に数値化?図れるかだと思う。
ネットの時代の「あがってなんぼ」(P.196)
「とても頭がいいなんでも自分で解決しないと気がすまない」タイプと、「ちょっと困った問題が生じた時に助けてくれる知り合いが沢山いる」、「自分で解決できない問題があったときに、どこで調べればよいか、誰に聞けばいいのか知っている」タイプのどちらが実際の仕事で役立つかは、結局のところは「あがってなんぼ」で評価するしかないのがこの世の中の仕組みである。
ほかにもプロ^2グラマーは社交が8割にも
今の私は、自信をもって断言できる。プログラマーにとって最も重要な能力は、社交力だと。その他の能力は委細に過ぎない。というより、社交力さえあれば、その他に必要な能力はあっという魔に追いつく。
知らないこと、できないことを素直に認めて聞く能力?力?ノウハウ?は必要だよね。
どこで聞くかも大切だと思う。
ブログを始めてみたいが、何を書いてよいのかわからない」と悩んでいる人のための3冊(P.211)
- 頭の良くなる「短い、短い」文章術―あなたの文章が「劇的に」変わる!
- 理科系の作文技術
- 文章表現400字からのレッスン
次読むためのリストに入れておく。
SMARTな目標設定(P.229)
- Specific:目標は具体的でなければならない
- Measurable:目標が達成できたかを計ることができなければならない
- Atteinable:目標は(難しくても)十分に達成可能でなければならない
- Relevant:目標はそのビジネスにとって意味のあるものでなければならない
- Timebound:目標はその時間軸が明確に定まってなければならない
自分の目標をSMARTで考えなおしてみます。
SURVIVAL OF THE QUICKEST(素早い奴が生き残る)(P.242)
技術論よりビジネス論に近い本でした。
最近技術者か?とか疑問に思っていた自分自身。
そんな自分がどうしたい?というのを見つめることができた
読んでよかった〜