すべてのビジネスをスマホが変える【読書感想】

すべてのビジネスをスマホが変えるを読了

神尾 寿さんの本は「知らないとヤバイ! クラウドとプラットフォームでいま何が起きているのか?

」に続き2冊目。

知らないとヤバイ! クラウドとプラットフォームでいま何が起きているのか?のレビューは「2011初読了(知らないとヤバイ! クラウドとプラットフォームでいま何が起きているのか?)【読書感想】

今後はスマートフォンってどんどん増えていくだろうし
スマートフォンとは?というところから書かれている本。

スマートフォンと従来型の携帯電話を分かつものはなにか(P.23)

ソフトウェアの自由度・拡張性が高く、ソフトウェアによる「非対称な進化」が可能。
これこそがスマートフォンを特徴つける部分なのである。

たしかに高性能=スマートフォンではないよな。
フューチャーホンでも十分に高性能だし。
iPhoneより高性能なフューチャーホンはたくさんあるはず
カメラの性能/画素数はiPhoneよりフューチャーホンの方が優秀だと思うが
なぜかiPhoneでカメラ撮影をする私。

結局性能もあるけど性能よりもカメラの使い勝手にとどまらずその後の利用方法でiPhoneの方が便利なんだよなぁ
iPhoneよりユーザー・エクスペリエンス(ユーザ体験)に優れたフューチャーホンは知らない。

女性層でも裾野広く。一般普及でリードするiPhone(P.72)
の中で面白い1文が

「女子大生を中心とする20代前半の女性」への広がりは、女の子同士の口恋も当然あったが、それと同じく重要な役割を果たしたのが「美容師」だった。

たしかに美容師さんはおしゃれな人が多いし、流行に敏感な人が多そうなイメージがある。
その人達をハブとして女性層に広がっていったというのは理解できる。

コンシューマー向けスマートフォンに何が必要か(p.80)

“奇をてらったもの”はいっぱいあるし、あまり成功しません。今は(iPhoneでも)初心者ユーザーが増える次期にあり、通年で売れるものは乗り換え案内や天気予報といった『定番モノ』ですね。

といった話も書かれている。

私の中では『定番モノ』はすでに出尽くしているようなイメージがあったがそんなことは無いのかもしれないなぁ。
このあたりにビジネスが転がっていそうな気がする。

シンプルな中位機種を拡充するHuawei(P.120)

若年層の次のニーズは「シンプルなスマートフォンを割安で購入し、そこに必要な機能だけアプリで追加していく」

な・なるほど。
今のパソコンみたいにある程度普及するとWebだけが出来ればいいなんていうニーズにあったスマートフォンがでてきそうだよね。
実際Macbook Airが削るだけ削った端末だと思うし、ライフスタイルにあった選択肢が今後でてくるのは間違いないかも。

忍び寄るコモディティ化(P.130)

今後のスマートフォン市場では「シンプルな端末」も重要になってくるが、それは「コモディティ化した安いだけの端末」であってはならない

Android陣営の抱える悩みの種だよなぁ。

iPhoneは動作検証も数機種で終わるがAndroidが普及したらアプリつくって動作検証が恐ろしく時間かかりそう。
アプリ開発はiPhone向けに開発したほうが楽ではあるよなぁ。
本当にローカルだけでクローズするアプリが必要なのか?というところが逃げ道になりそうな気がする。

iPhone vs Androidを見ると、出荷台数が多いのはAndroidなんだよなぁ。
単純にAndroid端末をだしているメーカーが多いからなんだけど^^;;
MM総研の資料からなんだけど、

2010年度通期のスマートフォン出荷台数は855万台で前年比約3.7倍に拡大し、総出荷台数の22.7%を占める結果となった。ソフトバンクモバイル(以下ソフトバンク)より発売され、同市場を牽引してきたiPhone(アイフォーン)に加えて、NTTドコモ(以下ドコモ)、auから多数投入されたAndroidOS搭載スマートフォンが相次いでヒットした。2010年度通期スマートフォン市場のOS別出荷台数・シェアはAndroidが57.4%となり、iOSの37.8%を逆転して1位となった。

グラフで表すと下記のようになる。
2011-05-16-02.png

これをどのように見るかだと思うが作者の神尾さんは「それでも勝ち続けるiPhone(P.133)」で

少なくともあと3年、2014年まではiPhoneが「スマートフォンのスタンダード」であり、イノベーションと関連ビジネスの中心に位置し続ける。

とまではっきりと書いている。
どう転ぶかわからないがAndroidが今のまま進むとまだまだiPhoneが有利なのは私も変わらないと思う。細かい理由はこの本を読んでください^^;;
実際そうだよなぁと納得できます。

キャリアを苛む「土管屋の悪夢」(P.167)

たぶん通信キャリアはこれが一番恐ろしいはず、私はiPhoneを利用してからはキャリアは土管屋でいいやと思っている。まるでインターネットのISPみたいに^^;;
ISP独自コンテンツは全然りようしていないからそんな風にみんながなったら携帯電話キャリアはすごく困るだろうな。

スマートフォンは「50億人のコンピュータ」(P.218)

スマートフォンはこのコンピュータに代わって、コンピュータの理想を成し遂げようとしている。

なんても書かれている。たしかにアラン・ケイダイナブックに一番近いのはスマートフォンだよなぁ
たぶん私の子どもが最初に持つ携帯はスマートフォンだろうし。
すべての携帯がスマートフォンに代わるかは分からないが、その普及率は今後間違いなく伸びていく。
そのなかでどんな風にビジネスを行うのか?教育はどうなるのか?正直楽しみではある。

楽しかったぁ〜。読んでよかった本だよなぁ。