LookerStudioで持っている曲を可視化
Looker Studioとは
Looker Studio は、お使いのデータを、読み取りや共有が容易で柔軟にカスタマイズできる便利なダッシュボードとレポートに落とし込むことができる無料のツールです。
わかりやすく言うと「無料のBIツール」
無料というのはありがたいよね。
データソースはLooker Studio へようこそには
- データベース(BigQuery、MySQL、PostgreSQL など)
- Google マーケティング プラットフォーム サービス(Google 広告、アナリティクス、ディスプレイ&ビデオ 360、検索広告 360 など)
- Google の一般向けサービス(スプレッドシート、YouTube、Search Console など)
- CSV ファイルのアップロードおよび Google Cloud Storage を介したフラット ファイル
- ソーシャル メディア プラットフォーム(Facebook、Reddit、Twitter など)
- 関連するソースの組み合わせからの混合データ
と書かれています。このなかで嬉しいのは「スプレッドシート」と「CSV」DBめんどくさいとか思っている個人ユーザにはかなり嬉しいのではないでしょうか
DBに比べて(私は比較していないけど)速度的には遅いと思いますが手軽に使えるのはかなりありがたい。個人的にはsyslog → Fluentd → BigQueryと流し込んでそれを可視化するのがお財布には優しくないけどやってみたいよなぁ。あらゆるLogをBigQueryへと妄想がはかどる。
今回のゴール
極力無料で持っている楽曲のデータを可視化が今回のゴールに設定。
やりかた
- rekordboxからXML形式でコレクションをexport
- XML → CSVへ変換
- CSVをスプレッドシートに読み込み、スプレッドシートで編集
- Looker Studioで読み込み
- Looker Sutdioで必要情報を可視化
1. rekordboxからXML形式でコレクションをexport
rekordboxでコレクションのXML形式でexportを行います。
ファイル → コレクションをxml形式でエクスポート を選択してください。
エクスポートする時間は曲数によりけりですが思ったよりもかかりました。
2. XML → CSVへ変換
実はExcelを使えばXML → CSVは可能なんだけど・・ゴールが極力無料というのとDJをするPCにExcel入れる?というのもあるので
今回は XML CSV 変換 – オンラインでドキュメントファイルを変換するを利用してCSVに変換しました。Webサービスですのでデータを上げたくないという人はExcelかなー
Excelのある人はExcelが楽です。
3. CSVをスプレッドシートに読み込み、スプレッドシートで編集
変換したCSVをGoogle Driveにアップロードしてスプレッドシートで開きます
スプレッドシートで開いていらない項目をガンガンと消していきます。私が必要と思った項目は下記の通り。コメントを入れている人はコメントを残すのも有りだと思います。
残した項目は下記の通り
項目名 | 意味(たぶん) |
@_Name | 曲名 |
@_Artist | アーティスト名 |
@_Composer | 作曲者 |
@_Album | 収録アルバム名 |
@_Size | サイズ |
@_TotalTime | 時間 |
@_Year | 発売年 |
@_AverageBpm | 平均BPM |
@_DateAdded | 追加日 |
@_Comments | コメント |
@_PlayCount | DJプレイ回数 |
@_Tonality | 調性音楽 |
上記以外のやつは綺麗サッパリ削除しました。1000項目ぐらいをバッサリ削除
4. Looker Studioで読み込み
ここでやっと Looker Studioの登場です。
URLは https://lookerstudio.google.com ですが、旧名称(data portal)へリダイレクトされます。
「空のレポート」を選択して新しいレポートを作成します。
その後データソースとしてGoogle スプレッドシートを選択して先ほど変更したスプレッドシートを指定します。
レポートに追加したらほぼ終わり。
5. Looker Sutdioで必要情報を可視化
情報を可視化していきます。
私が思う必要項目は
- 曲名の検索
- Artist検索
- Comment検索
- Import時期
- BPMのグラフ
- 楽曲詳細データ
曲名/Artist/Comment検索
検索は「コントロールを追加」の
コントロールを追加 → コントロールフィールドを @_Artistや@_Nameに変更 → スタイルより「検索タイプ」を「次を含む」に変更
個人的な趣味でラベルの位置を左揃えにしてみました。
あとは @_Nameとかわかりにくい表示名ではなく、コントロールフィールドの鉛筆マークをクリックして曲名やアーティストとかのわかりやすい表記にします。
これだけで検索は完了です。わざわざスプレッドシートから検索する必要もありません。あとWebから検索できるようになるのも100倍ぐらい効率化されているはず
詳細データ
検索しただけでは嬉しくないので詳細データを表示させるようにします。
「グラフを追加」→「表」で追加します。表は好きな形式を選ぶと良いと思います。
表示する項目は
Record Countと行番号は必要ないので削除
この一覧を見て思うのは
- 表記がわかりにくい
- nullがダサい
- BPMが小数点までは必要ない
表記がわかりにくい
表記がわかりにくいので表記名だけ変更。表記の鉛筆マークをクリックしてわかりやすい表記名にします。
null表記がダサい
null表記があまり好きになれないのでnullは何も表示しないようにします。この場合はフィルターではうまくいかないので ディメンションに新規項目を追加します。
「ディメンションを追加」→ 「フィールド作成」でフィールドを追加します。
@_Comments に文字が入っていたら @_Commentsの文字列を、何も入っていたら””空白を表示するようにしました。これでnull文字が何も表示されない。
BPMも小数点1桁を四捨五入しますRound(@_AverageBpm,0)で整数値にしています。
これで詳細データは完了でいいかな。
BPMデータ
持っているBPMのグラフ化を行います。
こんな感じで円グラフで表示させます。
BPMは10の単位で丸めないと情報が細かくなるためBPMはROUND(@_AverageBpm,-1)で1のくらいで四捨五入を実施しています。
他にもImportした曲数を棒グラフで表示させるようにします。
まとめ
Looker Sutdioでの可視化が楽しすぎる。楽曲検索が楽になったし、もっとカスタマイズしたら楽曲も聞けるようになるんじゃないか?
とりあえず現状の可視化はここまでいしておこうかな。
Updateは気が向いたら書くことにする(WordPressが画像10枚までしか貼れなくてくじけた)