iOS 15でのiCloud Private Relay
WWWDCのキーノートで発表されたiCloud Private RelayはiCloud+のSafariは2カ所を経由してIPアドレスを隠してくれるの記事を読んでもらうのが一番手っ取り早いかと思うけど
サーバへのアクセス元IPを隠す機能という認識。イメージは2段Proxy?
実験
確認方法はiCloud Private Relayを有効にしたままこのサイトにアクセスしてみてアクセスログをみてみる
- iPhoneのSafariでのアクセス
- iPhoneのChromeでのアクセス
- iOS14のiPhoneのSafariでのアクセス
OSとブラウザ | Private Relay | Logに残るIP | Organization |
iOS 15のSafari | ON | 2a04:4e41:xxxx:yyyy:zzzz:612b | Fastly, Inc. |
iOS 15のChrome | ON | 240f:cf:3b6f:1:xxxx:yyyy:zzzz:5b89 | KDDI CORPORATION |
iOS 14のSafari | 機能なし | 240f:cf:3b6f:1:xxxx:yyyy:zzzz:2237 | KDDI CORPORATION |
なるほどねぇ~SafariからのアクセスはFastly経由になるのか。この場合はFastlyに近いCDNからの配信になるのか?US RegionのCDNコストが上がるのかなぁ~ (調べる元気がないからスルー
v4は・・・v4 Onlyな環境は用意出来るけどそこまでしたくないなぁ~ということで見ないフリをしています。
アプリはどうかと思い、TwitterとFacebookの両アプリからこのサイトのURLをクリックしてみたら
TwitterはiCloud Private Relay経由、Facebookは直接とPrivate Relay両方からこのことからアプリの作りでiCloud Private Relay経由になるやつとならないやつがあるのね。
ただ、GeoIPで判断とかしていると・・・ほかにもNetworkが近い人が対戦とかもIP隠されるわけだし
まとめ
ユーザにとってはプライバシーが守られるというメリットはあるけどサービス提供側やEnterpriseの管理者からはいろいろと大変そう。
iOS 15には上げないでというゲームアプリとか出てきそうな気がする。まぁ速攻あげる一般ユーザがどれぐらいいるかわからないけど
あと、Fastlyの株価が爆上げに違いないと思ってみたらそうでもなかった^^;;
iOS 15とWindows 11のリリース時期が近いから2021年の秋は楽しみ