ConEmuとWin32-OpenSSH
Win32-OpenSSHとは
MicrosoftがOpenSSHを移植して公開したWin32-OpenSSH。
ダウンロード
Win32-OpenSSHのRepositoryのreleaseから最新のプレリリースをダウンロードして展開します。
この中に含まれるssh.exeを実行します。
PATHを通す
毎回フルパスを書いて実行するのが面倒だったのでPATHを通します。
接続
ssh -l UserName -i KeyFile Hostname
普通のOpenSSHだから当然接続できる。
OpenSSHなのでputtyとは違いOpenSSH形式のキーがそのまま使えます。
これはWin32-OpenSSHを使う一番のメリット。
マルチスクリーンでMac、Windowsを行ったり来たりするならめんどくさいのでなるべくコンバートは避けたい^^;;
問題点
configが使えない。
.ssh/configがあると接続出来ずにエラーがでます。
fstat C:\Users\hogehoge/.ssh/config:この操作を正しく終了しました。
configの中身を見直してみましたがエラーになる原因がわからず。
中身をからっぽにしてみても同様のエラーがでる。
毎回Userとキーを入れないとダメ???
それはかなりめんどくさい。
Win32-OpenSSHの設定を.ssh/configに書いたらエラーがでる。毎回ユーザ名とかキーを引数で書くのめんどくさいんですけど
— 米須 渉 (@asumaslv) 2015, 11月 22
タブ化
パワーシェルからOpenSSHが利用できるなら、MacみたいにTAB化したくなる。 コマンドプロンプトやパワーシェルをタブ化するのに必要なのがConEmuとかConsole2あたりかなぁ。 TABに慣れるとウインドウがいっぱいあるのがつらくなってくる。 完全に慣れの問題なんですけどね。
ConEmuを選択した理由
ConEmuは開発が活発そうに見えたから^^;; 最新ダウンロードファイルの更新が11月だったからというのが理由。 ConEmuはなんでもタブ化するアプリケーションという感じ。
ConEmuカスタマイズ
FONTとカラースキームを変更する。 FONTは「Ricty Diminished」と「游ゴシック」 カラースキームは「Solarized Light」 これでかなり使いやすくなった。 splitで開くことができるのもいい。
日本語フォントを利用するためにMonospaceのチェックをオフにします。 詳しくはWindows:コマンドプロンプト代替をConsole2からConEmuに変更
ConEmu + Win32-OpenSSH
WindowsでSSHクライアントはputtyというイメージがあったけどConEmuとWin32-OpenSSHの組み合わせは良い感じ。 きっとWin32-OpenSSHのバージョンが上がれば.ssh/configの利用も可能となると思っている。 文字コードがUTF-8でないのが困るので変更。 ググってみると答えがありました。
@sk44_ Because “chcp 65001” works even in plain console, not only in #ConEmu — Console Emulator (@ConEmuMaximus5) 2013, 7月 4
chcp 65001を実行してパワーシェルの文字コードを変更。
無事にUTF-8で日本語が表示されました。
文字コードについてはCode Page Identifiersを見ていただくのが一番楽
Identifier | .NET Name | Additional information |
20932 | EUC-JP | Japanese (JIS 0208-1990 and 0212-1990) |
50220 | iso-2022-jp | ISO 2022 Japanese with no halfwidth Katakana; Japanese (JIS) |
932 | shift_jis | ANSI/OEM Japanese; Japanese (Shift-JIS) |
65001 | utf-8 | Unicode (UTF-8) |
これぐらいあれば私はいいかなぁ^^;;
結果
ConEmu + Win32-OpenSSHは悪くはない。新規ウインドでsshするためにchcp 65001を実行するのは管理めんどくさいよなぁ。
そこはどうにかしたい。あとは.ssh/configが使えるようになるまでは・・・puttyやTeratermの方が楽かも。
オチがTeratermが便利ということで落ち着きそうな予感・・・^^;;